3.08.2018

cafe CODA grand open 3/11



愛知県安城市に新しいcafeがオープンする。その名は ' cafe CODA '。先日6日、そのプレ・オープンにお邪魔してきました。







抽象画のような壁はオーナーの板倉さんがご自身で塗ったもの。
絶妙に混じる白色が、鮮烈な刷毛の造作によってオーナーさんの純真なカフェへの熱意の迸りを感じさせます。



もうひとつのこだわりが店内で使用されている椅子。
店内に使用されている椅子は全て岡崎市連尺通にお店を構え、厳選された椅子や家具を取り扱う ' FILT. ' さんによるもの。

オーナーが内装を考えた際、FILT.さん以外は選択肢になかったとのこと。
情熱を持った人は、情熱を持ち真摯に取り組んでいる人を惹きつけ、素敵なコラボレーションを生んでくれます。

特筆すべきなのは内装だけではありません。
CODAさんが使用しているこちらのclever dripperというもの。
お湯が注がれ、蒸せられた状態でテーブルへやってきます。
しかし珈琲は流れ出ていません。
つまり、 ' 待った ' をしている状態なのです。
一緒におぼんに添えられてくる砂時計が、
後に喉に流れ落ちる珈琲の喉越しを刺激します。

3分ほど経ったあと、ドリッパーを珈琲入れの上に置くと、
まさに ' まった ' をくらっていた犬がご飯を食べ始めるかのように
ドリッパーの底に溜まっていた珈琲が流れはじめ、
そしてすぐ本来のドリップの姿を取り戻し、
しとしとと一滴づつお客さんへのプレゼントを落とし、溜めていきます。

フレンチプレスとこのクレバードリッパーの二種類を展開。
同じ豆でも淹れ方で二種類の味、同じ豆で同じ淹れ方でも温度によって二種類の味。
つまり一種類の豆で四種の味が味わえます。
詳しくはお店でオーナーとお話してみてください: )


そして、さらに特徴的なのがこちら。
cafe CODAさんのオーナーのお母様が以前結婚相談所に勤めておられたらしく、そんな ' 誰かと誰かを繋げたい ' という思いは、時に運命の出会いすら起こり得る ' カフェ ' という場所の魅力に非常に沿っています。
映画、小説、そしてもちろん現実の中でも、
カフェとは文化交流、人々の交流、そしてそれが世界中のカフェにおいて ' 何かが生まれる ' 場所だった。cafe de floreやcafe du magoから文学が産まれたように、愛が産まれるcafeがあってもいいはずだ。



そして最後に、こちらの愛くるしいわんこはCODAさんの看板犬。現在10ヶ月の秋田犬とのこと。CODAさんの屋号(上記1枚目の写真)にあるクロスのデザインは、このこのひたいにあるクロスの毛模様からきているのかもしれない。


cafe CODA
open : 2018. 3月11日
address : 愛知県安城市御幸本町6−6 奥井ビル1F

instagram : @coda.official


文・写真 : Souichirou Øta






















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